花粉症は公害病?

面白いヨタ話を聞いたので是非紹介したい。一説によるとスギによる花粉症は公害病であるという話らしい。その論理は以下の様になる。

  1. 花粉症が発見され、患者が激増したのは戦後である。
  2. 戦時中〜復興〜高度経済成長期を通して日本の森林は伐採され、代わりに大量のスギ(建築用材)を植林した。
  3. 花粉を散布するスギは樹齢30年以上である。
  4. 植林した時期+30年が患者激増期(1970年代以降)と重なる。
  5. あれ、これって公害病じゃね?

という事らしい。確かにスギの植林の時期や花粉症の激増の時期は上の通りの事実であり、十二分に信用する余地がある。ただし、衛生状態の向上によって寄生虫の感染率が低くなった(本来は寄生虫等を攻撃する抗体が暇になり、花粉を攻撃してクシャミや鼻水などのアレルギー症状が引き起こされる)ことも花粉症激増の強い要因の一つだろう。最近ではサルですら寄生虫がいなくなって花粉症になるとか。どんだけだよ。
何にしろ、「森林伐採」に関する解決策である「植林」が全く別のところで害を引き起こし、行政の難しさを感じさせる一例であるといえる。あと完全に蛇足だけど「春風邪は長引く」って昔からありそうな格言、花粉症の事じゃね?この時期から大体ゴールデンウィークまで鼻水でるんだけど。ちくしょう。