2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

今の日本の政党に必要なことはビジョン

15年前にさる政治家が書いた本を読んで吹いた。「少子化対策が必要だ」、「政治主導のための行政改革もしなければならない」、「日本の農業が滅んでしまうから抜本的に農政にも取り組まなければならない」。まるで今書かれたような政策提言で、本当にこの15…

事業仕分けのバリュー:行政刷新会議・仕分け人の観点から

連休中にあるシンポジウムで話を聞いてきたのだが、パネリストの刷新会議の仕分け人の話が随分と示唆深いものであった。以下その要旨をまとめてみる。(まとめる過程で説明に必要な補足も加え、若干要旨ではなくなっているので仕分け人の名を伏せておく。) …

江戸時代に学ぶ財政再建

鳩山政権の迷走っぷりが目につく。小沢が陳情を幹事長に一元化したと思えば、仕分けは刷新会議がやります、でも国家戦略室の菅がスパコンについて物言いをつけたり、相変わらず亀井が暴走してたりと、鳩山より下のレイアーで好き勝手にやってるイメージだ。…

塩川と穀田のやりとり全文

上のエントリー「自民党時代の官房機密費:情報収集と宴会費」で引用した穀田と塩川のやりとりがおもしろすぎるので全文をコピペしてみた。出典は国会会議録検索システムから平成13年5月15日衆院予算委員会。塩爺の「忘れました」が本当にひどい。政治家って…

自民党時代の官房機密費:情報収集と宴会費

民主党が野党時代に使った官房機密費への追求がブーメランとなって自らを攻撃している。そんなわけで過去の官房機密費にかかわる問題を以下整理してみた。 かつて何回か官房機密費(正式には内閣官房報償費)は問題になっているのだけど、問題はだいたい2つ…

ローマに学ぶこと:外国人を国力にする方法

かつて米国留学から帰朝したした友人が「アメリカの強さというのは、世界中から優秀な人材を集めてアメリカのために働かせてしまうことだ」と留学の感想を述べた。自分的にこの話は衝撃的で、すっかりそれ以来この意見の信奉者になってしまった。確かにアメ…

雨の日だからこそ幸せの沸点を低くする

雨の日が嫌いじゃなくなった。むしろ今じゃ好き。なぜって風が強かったり、雨が強かったりするとなんとなくウキウキするし(多分ガキのころ台風が来ると休校になった経験からきている)、それに他の人が雨の日を憂鬱と思ってるのに自分だけ嬉しく感じるのは…

ロンブー淳の政治家的ポテンシャル

ロンブー淳が政治家を目指すというデイリースポーツの飛ばし記事が出た。意外に思うかもしれないが、彼は2年前に読売新聞で政治についての連載を持っており、それを読んでみたら結構示唆深いこと言っている。なので彼を擁護する記事を書くには機を逸した感が…

Amebaの首相官邸ブログには違和感を持ちつつも、やるなと思った件

お昼頃にヤフーかなんかのニュースで首相官邸ブログがアメブロでスタートてな記事を読んだときに、よりによってアメブロかよと違和感を覚えた。そしたら夜になってAmebaで開始された首相官邸ブログに異和感を感じる。という良エントリーが投稿され、あぁ、こ…

山本譲司『累犯障害者』

子飼弾の書評につられて買ってみたのだが、考えさせられる一冊だった。 内容は題名通り、障害者の犯罪について書いたもので、感じとしては無限回廊にある1960年代以前の記事をひたすら読むイメージ。犯人の背景の悲しさとか社会に対してのやりきれなさが残る…