維新、移行組を除名

維新の党がついに分裂した。 維新の党:162人除籍し分裂 大阪側「処分無効」と反発 毎日新聞 2015年10月16日 東京朝刊 維新の党は15日、新党「おおさか維新の会」に参加するとみられる大阪府内の衆院議員と地方議員ら162人を「党の結束を乱した」と…

舛添を支援しない小泉進次郎は計算高い。都知事選での造反は処分できない自民党の歴史

細川出馬で都知事選の結果が分からなくなった。自民党は舛添擁立を決める時も党内ですったもんだの末に、「勝てる候補」ということで舛添の推薦を決定したのに「勝てないかもしれない」ので擁立の大義を失ってしまった。 早くも細川出馬に一役も二役も買った…

東京都知事選 細川護熙、総理辞任の主因となった東京佐川急便 疑惑の1億円事件まとめ

昨日、細川元首相が都知事選に立候補すると発表した。 猪瀬前知事は徳洲会から5000万円を借りたのか、もらったのか、何に使ったのかで揉めに揉めて挙句の果てに辞任した。その次の知事として細川氏が出馬を表明したのだが、細川氏自身も94年に首相辞任の一因…

自民党所属衆議院議員 大久保みよ のブログがヤバい

これほどの逸材を知らなかったのは痛恨の極み。 どこの市議だこいつはと思ったこいつは大久保三代(おおくぼみよ)、どうやら2012年の総選挙で当選した自民党の衆議院議員らしい。 何でもかんでもブログに書いてしまう彼女の性格は痛い議員ウォッチャーの間…

頑張った政策立案者って誰? 行政のパフォーマンス評価の難しさ

もしあなたの企業の人事部や広報部の社員が、ある日突然数億円のボーナスがでたらどう思いますか? 金融日記で興味深いエントリーがあったので紹介。 日本は優秀な政策立案者のサラリーが安すぎるんじゃないか? 上にリンクした金融日記の論点を整理してみる…

花粉症は公害病?

面白いヨタ話を聞いたので是非紹介したい。一説によるとスギによる花粉症は公害病であるという話らしい。その論理は以下の様になる。 花粉症が発見され、患者が激増したのは戦後である。 戦時中〜復興〜高度経済成長期を通して日本の森林は伐採され、代わり…

塩爺時代の産経の論調

産経は日本経済を政争の具にします(唖然) 小泉政権時代に塩川正十郎財務大臣が連発していた「円安誘導発言」 目が回る程に時間がないんだけど、ふと見てしまった上2つの記事が気になって塩爺時代の産経の報道姿勢を調べてしまった。 上のリンクによると産…

感情をも記録できる便利なツール

突然ですが、今日は好きな歌の紹介をします。歌って言っても和歌なんですけどね。古典が好きな人も嫌いな人も読んでくれれば嬉しいです。 月をこそ 眺め慣れしか 星の夜の 深きあはれを 今宵知りぬる (つきをこそ ながめなれしか ほしのよの ふかきあわれを…

貯めこんだものをもう一度読むこと

師走とはよく言ったもので、非常に多忙であります。ブログの更新も1月の半ばまで少しお休み予定。ただ、年内にどうしてもやりたいことがありまして、それはハテブとグーグルリーダーの星を付けといた記事をもう一度読み返すことであります。 なにかこう、リ…

アマルティア・セン 『合理的な愚か者』:真に他己的な行動ってあるんだろうか?

ノーベル経済学賞を受賞したことのあるアマルティア・センの『合理的な愚か者』を読んだ。くっそ難解な本でびっくりした。あまり勉強が好きではない彼女*1に「これ難しすぎて笑えるからちょっと見てよ」と言って見せたところ、ホントに5秒であくびが出て2人…

今の日本の政党に必要なことはビジョン

15年前にさる政治家が書いた本を読んで吹いた。「少子化対策が必要だ」、「政治主導のための行政改革もしなければならない」、「日本の農業が滅んでしまうから抜本的に農政にも取り組まなければならない」。まるで今書かれたような政策提言で、本当にこの15…

事業仕分けのバリュー:行政刷新会議・仕分け人の観点から

連休中にあるシンポジウムで話を聞いてきたのだが、パネリストの刷新会議の仕分け人の話が随分と示唆深いものであった。以下その要旨をまとめてみる。(まとめる過程で説明に必要な補足も加え、若干要旨ではなくなっているので仕分け人の名を伏せておく。) …

江戸時代に学ぶ財政再建

鳩山政権の迷走っぷりが目につく。小沢が陳情を幹事長に一元化したと思えば、仕分けは刷新会議がやります、でも国家戦略室の菅がスパコンについて物言いをつけたり、相変わらず亀井が暴走してたりと、鳩山より下のレイアーで好き勝手にやってるイメージだ。…

塩川と穀田のやりとり全文

上のエントリー「自民党時代の官房機密費:情報収集と宴会費」で引用した穀田と塩川のやりとりがおもしろすぎるので全文をコピペしてみた。出典は国会会議録検索システムから平成13年5月15日衆院予算委員会。塩爺の「忘れました」が本当にひどい。政治家って…

自民党時代の官房機密費:情報収集と宴会費

民主党が野党時代に使った官房機密費への追求がブーメランとなって自らを攻撃している。そんなわけで過去の官房機密費にかかわる問題を以下整理してみた。 かつて何回か官房機密費(正式には内閣官房報償費)は問題になっているのだけど、問題はだいたい2つ…

ローマに学ぶこと:外国人を国力にする方法

かつて米国留学から帰朝したした友人が「アメリカの強さというのは、世界中から優秀な人材を集めてアメリカのために働かせてしまうことだ」と留学の感想を述べた。自分的にこの話は衝撃的で、すっかりそれ以来この意見の信奉者になってしまった。確かにアメ…

雨の日だからこそ幸せの沸点を低くする

雨の日が嫌いじゃなくなった。むしろ今じゃ好き。なぜって風が強かったり、雨が強かったりするとなんとなくウキウキするし(多分ガキのころ台風が来ると休校になった経験からきている)、それに他の人が雨の日を憂鬱と思ってるのに自分だけ嬉しく感じるのは…

ロンブー淳の政治家的ポテンシャル

ロンブー淳が政治家を目指すというデイリースポーツの飛ばし記事が出た。意外に思うかもしれないが、彼は2年前に読売新聞で政治についての連載を持っており、それを読んでみたら結構示唆深いこと言っている。なので彼を擁護する記事を書くには機を逸した感が…

Amebaの首相官邸ブログには違和感を持ちつつも、やるなと思った件

お昼頃にヤフーかなんかのニュースで首相官邸ブログがアメブロでスタートてな記事を読んだときに、よりによってアメブロかよと違和感を覚えた。そしたら夜になってAmebaで開始された首相官邸ブログに異和感を感じる。という良エントリーが投稿され、あぁ、こ…

山本譲司『累犯障害者』

子飼弾の書評につられて買ってみたのだが、考えさせられる一冊だった。 内容は題名通り、障害者の犯罪について書いたもので、感じとしては無限回廊にある1960年代以前の記事をひたすら読むイメージ。犯人の背景の悲しさとか社会に対してのやりきれなさが残る…

OZAWA 2.0 の現状と可能性

Chikirinさんの選挙で必要なのはOZAWA 2.0というエントリーがなかなか秀逸だ。ようはドブ板選挙をもうちょっと工夫して政策ベースの争いにしませんか?という問題提起。今日はこのOZAWA 2.0の各党の取り組み具合と可能性について考えたい。 実はこの手の問題…

勝間和代の隠したい過去を検証

勝間和代の隠したい過去 2006年9月にJPM証券のアナリスト時代の楽天リポートで大ポカをやり、会社からアナリストレポートを取り消される。その結果会社にはいられなくなり事実上の解雇。金融業界で働く人はみんなこのことを知っているので彼女のことなん…

とりま、直接民主制のダメなところを理解しよう

なにやらネットで10万人規模の直接民主制が可能、との発言が議論を呼んでいるようで。その可能性を探っている人も批判的な意見もあるのだけど、おのおので何か噛み合っていないというか、レイアーがそろってないんだよな。なので今後の議論のためにも直接…

海自の観艦式に行く

海上自衛隊の観艦式に行ってきた。正確にいえば25日の本番ではなく、事前の2回の予行も一般公開しており、それに行ってきた。 観艦式 観艦式のプログラムを追うと 7時30分:横須賀にて受付 8時:乗船(護衛艦いなずまだった) 8時40分:出港、相模灘まで移動…

鳩山首相所信表明演説の方針「経済合理性に偏らない経済の実現」ってフラグだろ!

鳩山総理が26日に所信表明演説をする。んでもってその方針が明らかになったんだが、これは間違いなくフラグ。 鳩山由紀夫首相が臨時国会で26日に行う所信表明演説に臨む基本方針が20日、明らかになった。首相は「無駄遣いの徹底的な排除」「経済合理性に…

外貨準備高が増える仕組み -外貨準備高とは 介入〜不胎化まで

今日は外貨準備高が増える仕組みを書きたい。中国で伸びてる外貨準備高が歪みを生んでると思うんだわ、次回そっちに触れたい。今日は日本を例に解説するので、通貨は円、政府は日本国政府、中央銀行は日銀だ。 まずは外貨準備高の定義というか特徴 外貨準備…

ネット世論が親自民・反民主の理由-反マスメディア・反マスコミとしてのインターネット

誰もが体感していたネット上(ニコ動)での「親自民」っぷりをさるブログが数字で指摘した。 ニコ割アンケートと実際の投票との差にみる、ニコニコ動画の特殊性 ここでひとつ「親自民」であるネット世論の原因を考えてみたい(下にまとめた図あり)。 マスメ…

デビッド・アインホーン『黒の株券』

ヘッジファンド、グリーンライト・キャピタルと中小企業投資会社アライド・キャピタルによる闘争を描いた本。闘争の構造は簡単で、アライドは半ば不良債権化した証券を取得価格で評価&業績発表に組み込み、グリーンライトはそれを過大な評価としてアライド…

「福田総理の辞任の真相」に喝 (下にまとめた図もつけてみた)

昨年の8月に日本政府内でファニーメイらを支援する案があったと新たに明らかになった。この情報に際してネットでは福田総理が自らが辞任し日本のカネをアメリカ様に貢ぐことを阻止したという「美談」がささやかれている。 「与太話」としながらも解説してい…

民主主義を楽しむたった3つのコツ

日本の民主主義を心行くまでお楽しみいただけるよう、今日は3つのコツを皆様にご紹介しよう。 その1 選挙に行く みのもんたが司会をやってたテレビ番組「ミリオネア」で一番正解率の高いライフラインは「オーディエンス」だ。会場の視聴者が正解と思った選…